凝縮

前回、ライターの文章は短文が多いという話をしましたが、
この短文の中に、自分の考えを凝縮させるのはなかなか大変なことです。
油断しているとすぐに文字数が増えすぎてしまい、
まとまりのない文章が出来上がってしまいます。

逆に、効率よく文章を組み立てすぎると、今度は文字数が足りないということにもなります。
あまりつめこみ過ぎてもガチガチな文章が出来上がってしまいますから、
適度に休憩を入れられるような文章表現を入れたりして、読みやすいものに仕上げるのです。

文字数に大体の制限をつけて、その文字数にあわせて文章を組み立てるということは、
文章を作るにあたって、とても勉強になることでしょう。
文字数の制限があるからこそ、出来ることもあれば出来ないことも出てきます。
そういった文章を何度も書いていけば、
文章を書く上でのコツをつかめるようになるのです。

文章は長ければ長いほど、書くのが難しくなっています。
長いと、頭の中で考えをまとめることが困難となり、
何度も文章全体を見直して、修正したりしなければならないこともあるでしょう。
慣れていなければ、長い文章は考えを凝縮させづらいために、
考えたものが文章中に分散してしまい、
結果的に何を伝えたいのかがよくわからなくなってしまうのです。

判断がつくか

普段皆さんがしている仕事には「同業」が存在していることが多いかと思います。
社内で同じ仕事をしている人もいるでしょうし、ライバル会社もあることでしょう。
自分以外の人がしているその仕事っぷりをみて、
こいつまだまだだな、とか
やるなこいつ! とか、思うことありませんか?

こういう場合は、素人が見ても結構区別が付かないものもあって、
本当にそれをやっている人達だけしかわからないような
マニアックなこだわりみたいなところもあるんですよね。

ライターという仕事も、同じようなことが言えます。
ライターの仕事に慣れてくると、同業が書いている文章なのか、
素人や専門家が書いている文章なのかという判断が、付きやすくなってきます。
また、同業であっても、それを感じさせないような文章を書く方法もありますので、
ライターの真贋を判断するのは、結構難しいんですよ。

ただ、やっぱりライターを仕事としている人の書く文章というのは
非常に良く出来ているものなんです。
同業しかわからないマニアックな部分もあるかもしれませんが、
皆さんが日ごろ目にしている何気ない文章の中にも、
ライターが書いているものはたくさん存在しています。
たまにはそんなことを意識して、文章を読んでみても面白いかもしれませんね。