第一章「文章の書き方」

6.文章の肉付け

文章を書く順番が決まったら、「ホームページに載せるための文章」「商品説明」を実際に書いてみましょう。

5.文章の構成を決めるで並び替えた文章に、肉付けをしていくイメージです。

1.○○さんは慌ててさらにサンプルを壊してしまった。

○○さんが新商品のサンプルを壊した。直そうとしたが無理だった。

実際に、この部分を書いてみましょう。

「今日、○○さんが届いたばかりの新商品のサンプルを壊してしまいました。
しかも、慌てて直そうとした結果、完全に壊してしまったので、サンプルは使いものにならない状態です。」

書き出した文章が読みやすくなるように肉付けします。
上手に文章を書こうとするのではなく、読む人にわかりやすい文章になるように書きましょう。
肉付けが上手く出来ない場合は、書き出した短い文章や補足の文章を接続詞で繋げていくイメージで書いてみてください。

「○○さんは、慌ててサンプルを壊してしまいました。
直そうとしたが無理でした。
それは、新商品のサンプルでした。」

このように接続詞で繋げ、文章の順番を少し変えたり、一言付け加えたりして読みやすい文章に変えていきましょう。
いらない言葉は削ってしまってもかまいません。

「○○さんは、今日、届いたばかりのサンプルを壊してしまいました。
そのサンプルは新商品のサンプルだったので、○○さんは慌てて直そうとしました。
でも、直せませんでした。」

少し文章の順番を入れ替えて、言葉を加えたり、削ったりすることで、読みやすい文章になったと思います。
最初はぎこちなくても良いので、文章を書くことが大切です。

数をこなすことで、文章を書くことに慣れることができます。
書くことに慣れると、文章を上手に書けるようになっていきます。

補足部分を増やしていく

文章を書くことに慣れたら、補足の部分を増やしていきます。
○○さんの表情や周りの人の反応など、面白くなりそうなことを付け加えていきましょう。
読んでいる人が「おっ!?」と思うような言葉を挟むと、読み手を惹きつける文章になります。

「皆さんに紹介しようと思っていた新商品のサンプルに、大変なことが起こってしまいました。
なんと、○○さんが今日届いたばかりのサンプルを壊してしまったんです。
サンプルを壊したときにものすごい音がしたので、周りにいた私たちの動きが一瞬止まってしまいました。
○○さんはサンプルを直そうとしたのですが、慌てて直そうとした結果、完全に壊してしまったので、サンプルは使いものにならない状態です。」

このように、そのときの状況などを付け加えていくことで、文章にボリュームが出るだけでなく、読んでいる人にサンプルが壊れたときの状況が伝わりやすくなります。
反対に文章のボリュームを抑えたい場合には、削れる部分を削ることで、すっきりとした文章にすることが出来ます。
文章にボリュームを出したいのか、抑えたいのかで、付け加える部分を増やしたり、減らしたりしましょう。

書けない時は

このようにして、5.文章の構成を決めるで並び替えた文章に肉付けをしていくのですが、どうしても上手く肉付けできない部分が出てくることがあります。

書き出しの部分が書けない!
途中まで書けたが、行き詰まってしまった!

このような場合は、書けない部分を飛ばして書いてみましょう。
文章の構成で「文章の順番」を決めました。
しかし、その順番通りに文章を書いていく必要はありません。
どこから書いても構成が変わることはありませんから、書けない部分は飛ばしてください。
そして、書ける部分から書いてください。

「文章の順番」の最後からでも、途中からでも、書ける部分から書いていきましょう。
書ける部分をすべて書いた後なら、不思議と書けなかった部分が書けたりするものです。
書ける部分がどこにもないという場合は、2.文章を書くための準備、又は3.書きたいことを書き出すに戻って、自分が書ける題材選びからやり直しましょう。
書けない部分が一カ所なら、違う文章に置き換えられないか考えてみてください。
削ってしまっても文章の意味が通じるなら、その部分を削っても良いでしょう。

どんな人にも、書ける題材があります。
自分が書ける題材から書いていくことで、文章を書くことに慣れることができます。
文章を書くことに慣れれば、苦手な題材でも書けるようになりますから、最初は自分が書ける題材を選ぶようにしてください。
そして、書ける部分から書いていきましょう。
書けない部分を無理矢理書こうとすると、それ以上、文章を書けなくなってしまいます。
気持ちを楽にして、書ける部分はどこか探すことから始めてください。

7.書けたら読み直す

どこから文章を書き始めてもかまいません。
書ける部分から文章を書いて書き上がったら、最初から文章を読み直してみましょう。
文章は書き上がったら終わりというものではありません。

書き上がった後に読み直して、間違いがないか確かめてください。
そして、間違いがあった場合には、その部分をすべて修正しましょう。
読み直して、間違いを修正して、はじめて文章は完成するのです。

読み直しは、できるだけたくさんしてください。
何度も読んでいると、はじめは気がつかなかった間違いに気がつくことがあります。
一度読んだだけでは気がつかない間違いに、二度、三度と読み込むことで、気がつくことができます。

自分が書いた文章というのは、誤字脱字があっても、思い込みから脳が正しい文章に補完してしまいます。
文章の間違いや、言葉の使い方の間違いにも気がつきにくいものです。
その間違いを何度か読むことで見つけてください。

書き上がってすぐに読み返しても間違いを見逃してしまうことが多いですから、書き上げて一度読み返したら、時間を置いてからもう一度読み返しをしましょう。
時間を置くことで、文章を冷静に読み返すことができます。

読み返して気になる点があったら、調べる癖をつけてください。
「おかしいな」「変だな」と感じる部分や言葉は、間違っている可能性があります。
インターネット上にも辞書はあります。
気になる言葉や用法は、辞書を使って調べましょう。
調べることで、正しい言葉や用法が身につきます。
面倒でも、気になる部分を一つ一つ調べて、正しいものかどうか確かめていきましょう。

間違った文章は、読んでいても内容が頭に入ってこないものです。
誤字脱字だらけの文章だったり、言葉の使い方に間違いがたくさんあると、読んでいる人は文章の内容よりも、間違いが気になってしまいます。
間違いだらけの文章では、何が書いてあるのか内容を理解することも難しいでしょう。

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