第三章「読みやすい文章を書くコツ」
1.読み手を意識する
文章を書くことに慣れてきたら、読みやすい文章を書くことを考えてください。
           
 せっかく文章を書いても、読みにくい文章では、読み手は最後まで読んでくれません。
            読み手に最後まで読んでもらえる文章というのは、読みやすい文章です。
            自分が書きたいことを書くだけでは、読み手にとって読みやすい文章にはなりません。
            読みやすい文章になるように気をつけて、文章を書く必要があります。
            と言っても、読みやすい文章を書くことは、それほど難しいことではありません。
            考えているよりも簡単なことです。
読みやすい文章と言うのは、自分で読んでいてもスラスラと読める文章です。
            まず、自分がスラスラと読める文章を書くように心がけましょう。
            書いているときにはスラスラと書けても、読み返してみるとスラスラ読めない文章があります。
            これは、自分が書きやすいだけの文章です。
            
読み手が読みやすい文章とは違います。
            読み返してみて、スラスラと読めなかった部分をチェックしてください。
            
そして、その部分をスラスラと読める文章に変えましょう。
            自分が読んでいて読みにくい部分を、スラスラと読める文章に変えるだけで、他人が読んだときに読みやすい文章に近づけることができます。
文章を書くときには、読み手を意識して書いてください。
            ホームページに載せる文章や商品説明は、人に読んでもらうために書いているものです。
            自分だけが読む文章ではありません。
自分だけしか理解できない文章というのは、とても読みにくいものです。
            読んでいて「なぜ?」と、読み手が感じる文章にならないように気をつけてください。
            読んでいる途中に疑問を感じてしまうと、疑問点が気になって先を読むことができません。
            疑問を解決するために、何度も同じ文章を読み直すことになります。
            疑問に感じる部分を読み直しても理解できなければ、最初から読み直すこともあるでしょう。
            これでは、最後まで文章を読むことができません。
            「社員が一人、骨折して入院してしまいました。
            朝、連絡があって驚きましたが、天気の話もあって安心しました。
            午後からは、新商品の会議をしました。
            新商品の会議は順調です。
            もうすぐサンプルが完成します。」
もし、このような文章が日記のコーナーに掲載されていたら、骨折した社員のことが気になってしまいませんか?
            
連絡があって驚いたのに、社員のその後について書かれていないので、「社員はどうなったのか?」という疑問が生まれてしまいます。
            どうして、急に天気の話になったのかもわかりません。
「社員が一人、骨折して入院してしまいました。
            朝、連絡があって驚きましたが、すぐに退院することができるそうです。
            電話中、天気の話になって、久しぶりに晴れて嬉しいと喜んでいました。
            天気のことを喜ぶくらい元気があるようなので安心しました。
            骨折でメンバーが一人欠けましたが、午後からは新商品の会議をしました。
            新商品の開発は順調です。
            もうすぐサンプルが完成します。」
このように、状況を説明する文章を入れると疑問点が消え、文章を読み進めやすくなります。
           
 自分がわかっているからといって、状況説明を省いてしまうと、疑問点だらけの文章になってしまいます。
            読み手は、あなたの周りの状況を知りません。
            
どんな人がいて、どんなことをしているのか説明しなければ、読み手には伝わらないのです。
            読み手が 「なぜ?」と感じないように、あなたの知っている情報を文章に織り込んでいく必要があります
読み手は何も知らないのだと考えて、文章を書いてください。
            「これくらい省いてもいいだろう」と考えて説明を省いてしまうと、文章がわかりにくいものになってしまいます。
            文章には、読み手がいます。
            読み手のことを考えた文章を書いてください。
あなたのことを何も知らない人に向けて、文章を書いているということを忘れないでください。
            読み手に、わかりやすく説明する気持ちで文章を書きましょう。
            
知識がない人や状況を知らない人が読んでも、何が書いてあるのかわかる文章を書くように心がけてください。
筋が通った文章
筋が通った文章を書くことも、文章を読みやすくするために必要なことです。
            筋が通っていない文章と言うのは、意味がわからない文章になっています。
            
このような文章は、意味を考えながら読み進めていくことになるため、読み手は読むことに疲れてしまいます。
「旅行へ行っていたスタッフからお土産をもらったので、午後からの仕事がとても眠たかったです。」
このように、文章の最初と終わりが繋がっていないような文章ばかりが並んでいたら、先を読みたいと思うでしょうか?
            きっと、考えながら読まなければいけない文章は、もう読みたくないと思うでしょう。
            何を書いてあるのか理解できない文章は、読みやすい文章とは言えません。
            読みやすい文章を書くためには、筋が通っていることも大切なことです。
これは、一つの文章だけの話ではありません。
            何十行もある文章の最初と最後で話が違っていた場合、次の文章を読みたいとは思わないでしょう。
           
 一文だけ気をつけるのではなく、文章全体にも気を配ってください。
            読み手が「あれ?」と思ってしまう文章は、読みにくい文章です。
            わかりやすい筋の通った文章を書くように心がけましょう。
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