第三章「読みやすい文章を書くコツ」

5.文末を変えて変化を付ける

2.「が」「の」に気をつける

3.接続詞に気をつける

4.言い回しを変える

を読んでみて、気がついたことはありませんか?
「2」「3」「4」に共通していることは、「同じものが続く」と文章が読みにくくなるということです。
これは、文末も同じです。

文末とは、文章の終わりの部分で「である」や「です」のことになります。
「です」「です」「です」とずっと同じ文末が続くと、文章は読みにくいものになってしまいます。
読み手は、「繰り返し」に敏感なのです。
文末も同じものが続きすぎないように変化を付けると、文章にリズムが出て読みやすくなります。

文章を書くことに慣れていないうちは、文末まで気にすることができないかもしれません。

しかし、文章を書くことに慣れてきたら、文末にも気を配ってください。
同じ文末が続かないように気を配ることで、文章にまとまりが出てきます。
リズム良く文章を読むことができ、読み手の興味を惹きつけることもできます。

「新商品は○月○日発売」
「新商品は驚くような機能付き」
「社内でも好評」
「みんなに喜んでもらえる機能

文章を書くための準備として、上のようなことを書き出したとします。
この文章を繋げるときに、同じ文末を続けると次のようになります。

「新商品は○月○日発売です。
新商品は、驚くような機能付きです。
社内でも好評の機能です。
みなさんに喜んでもらえる機能です。」

これも文章には違いありません。
でも、読みにくいと感じませんか?

「です」が続いて、文章が単調になっています。
このまま「です」がずっと続くとなると、先を読みたいという気持ちにならないでしょう。
そこで、文章と文末に少し変化を加えます。

「新商品の発売日は○月○日に決定しました。
新商品には、驚くような機能が付いています。
機能の評判が気になりませんか?
この機能は社内でも好評で、きっとみなさんにも喜んでもらえる機能です。」

「です」ばかりだった文末を少し変えてみました。
すると、リズムが出て、文章をスラスラと読めるようになります。

同じ文末が続く文章は、文章としてぎこちない感じがしますが、文末に変化を付けることで自然な文章になります。
文章を書くときに文末に気をつけると、文章が自然な形になり、読みやすくなるのです。

さらに、文章の一部に読み手へ問いかけるような一文を入れると、読み手の興味を惹きつけることができます。
問いかけられた読み手は先が気になりますから、どんどん文章を読み進めてくれます。

無理矢理、文末をすべて違ったものにする必要はありません。
何度も続かないように注意をするだけで文章にリズムが出てきます。

文末に変化を付けるときには、自然な文章になるように気をつけてください。
ぎこちない感じがする部分を変えていくだけで、自然な文章に近づけることができます。