第三章「読みやすい文章を書くコツ」

7.必要以上に漢字を使わない

パソコンの変換機能を使うことで、誰でも難しい漢字を使うことができるようになりました。

普段、あまり使うことのない漢字も、簡単に使うことができます。
なんとなく変換をしていると、わざわざ漢字にする必要のないものまで、漢字にしてしまうことがあります。

しかし、変換機能が何でも漢字に変えてくれるからといって、漢字だらけの文章を書いてしまうと読みにくい文章になってしまいます。
日常生活では使わないような漢字を多用してしまうと、読むことすらできなくなってしまいます。

漢字を使うときには、必要以上に使わないように気をつけてください。
たくさん漢字を使ったり、難しい漢字を使うと知識があるように見えますが、多用すると読みにくい文章や読みたくない文章になってしまうのです。

文章を読みやすくするために、平仮名ばかりにするのも問題です。
漢字を多用すると読みにくくなるからといって、簡単な漢字まで平仮名にしてしまうと、今度は平仮名だらけで読みにくくなってしまいます。

なんでもやり過ぎてしまうと、読みたいと思えないような文章になってしまいます。
漢字を使うときには、文章中のバランスが大切です。
文章をぱっと見たときに、読みたくなるような分量にすることがポイントです。

漢字を使うときには、イメージも考えると文章の内容が伝わりやすくなります。
たとえば、「ときどき」と平仮名で書くのか、「時々」と漢字で書くのかではイメージが違ってきます。

平仮名と漢字を使い分けることで、文章に広がりが出ます。
平仮名と漢字、どちらでも使える状況では、文章を見たときの印象からどちらを使うか考えてみてください。
平仮名と漢字を使い分けることで、読み手に状況や気持ちを伝えやすくなります。

8.改行を入れる

ホームページに載せる文章は、紙媒体に載せる文章とは違います。
紙媒体での文章には、それほど改行が必要ありません。

小説や新聞などを見ても、ほとんど改行されていないはずです。

しかし、インターネット上の文章を見てください。
適度な位置で改行されていませんか?
インターネットでは、紙媒体のようにほとんど改行のない文章は読みにくい文章に分類されてしまうのです。

短い文章なら、改行がなくても最後まで読むことができます。
改行を入れすぎるとかえって読みにくくなってしまいますから、文章全体が短いものならそれほど改行を意識する必要はないでしょう。

しかし、文章全体が長くなる場合には、改行を意識してください。
改行のない長い文章をホームページやブログに載せてしまうと、読んでもらえない可能性があります。

文章の塊ごとに、一行空けるようにすると良いでしょう。
ホームページやブログの文章に空間がないと、それだけで読みたいという気持ちがなくなってしまうのです。
インターネット上の文章を読みやすくするには、空間が必要です。

空間が必要だからといって、文章の塊ごとに三行、四行と空けてしまうと読みにくくなってしまいます。
句点ごとに二行、三行と改行するのも、読み手にとっては読みにくい文章です。
文章が詰まりすぎないように、適度に改行を入れてください。

9.見出しを入れる

8.改行を入れるでの説明のように、インターネットでは文章中に改行を入れることで文章が読みやすくなります。

しかし、改行を入れても文章が読みにくいということがあります。
ボリュームのある文章の場合、改行を入れても、文章がずらずら繋がっているようなイメージがあり、読みにくいのです。

このようなときには、文章に見出しを入れると読みやすくなります。

第一章5.文章の構成を決めるで、文章の構成の仕方を説明しました。
文章が長くなるかどうかは、構成決めをしているときに大体わかるものです。
伝えたいことがいくつもあるときに、文章が長くなります。
このようなときには、文章をいくつかに分けてください。

伝えたいことや内容によって、文章を大きく分けることができるはずです。
文章を分けたら、伝えたいことや内容にあった見出しを付けてください。

見出しを付けるというと、なんだか難しいことのような気がしてしまいます。
しかし、最初のうちは見出しにこだわる必要はありません。

「文章を読みやすくするために付けているんだ」という意識で良いでしょう。
文章を書くことに慣れてきたら、インパクトのある見出しや、心に残る見出しを考えてみてください。

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