第四章「文章をチェックする」

1.声に出して読んでみる

文章は、書き上げたらそこで終わりというものではありません。
書き上げてからが大切です。

自分が書いた文章が正しいのか、読みやすいかなどをチェックして初めて完成します。
書き上げてそのままでは、文章を書くことに慣れることはできません。
読みやすい文章を書くこともできないでしょう。
文章を書き上げたら、かならず自分の文章をチェックしてください。

読み返してみる

文章をチェックする方法で一番簡単なものは、読み返すことです。
自分が書いた文章を最初から最後まで読み返すことで、誤字脱字や文章の間違いに気がつくことができます。

しかし、文章を書くことに慣れていないうちは、声に出して文章を読んでみてください。
声を出さずに読み返すよりも、声に出して読み返した方が間違いがわかりやすいのです。

まず、読点の位置が正しいかわかります。

読点の位置チェック
読点の位置に注意しながら読み返すことで、読みにくい部分を見つけることができます。
スラスラと読めない部分は、読点を打ちすぎている可能性があります。
打つ場所が適切な位置ではない場合にも、読点の部分で引っかかりを感じるはずです。
声に出した読んだ時に、引っかかりがなくなるように読点を打ち直してください。

「新商品の、発売日が近づいてきているので、毎日忙しいです」

「新商品の」の後に読点が打ってあると、声を出して読んだときに引っかかりを感じるはずです。
スラスラ読めないと思ったときには、読点の位置を変えてみてください。

「新商品の発売日が近づいてきているので、毎日忙しいです」

このように読点の位置を変えると、声に出したときに読みやすくなります。
声に出すことで、文章の区切りがわかりやすくなります。
無理なく読める文章になるまで、修正してください。

読点は、多すぎても少なすぎても読みにくいものです。
少なすぎると、一息に読む部分が長すぎて、息苦しくなってしまいます。
息苦しい文章だと感じたら、息継ぎを上手くできる位置に読点を打つようにしてください。

あまりに長い文章の場合は、読点で区切るのではなく、文章を2つに分けてしまっても良いでしょう。

リズムチェック

次に文章のリズムをチェックしてください。
リズムの良い文章は、さっと読めます。

反対にリズムの悪い文章は、声に出して読みにくい文章です。
声に出して読んでみたときにリズムが悪いなと感じたら、助詞や接続詞、文末をチェックしてください。

一つの文の中で「が」や「の」が続いていませんか?
「でも」「だから」など、同じ接続詞を続けて使っていませんか?
「です」「です」と同じ文末だけの文章になっていませんか?

この3点を修正するだけで、リズムの良い読みやすい文章になります。
文章に変化を付けると、リズムが出てきます。

声に出して文章を読むと、文章のリズムがよくわかります。
リズムが悪いと感じる部分は、リズムが良くなるように修正してください。

同じ言葉や言い回しが連続して出てくる文章も、リズムが悪い文章です。
文章は同じものが続くと単調になってしまいます。
変化を持たせるために、違う言葉や言い回しに置き換えましょう。

誤字脱字・言い間違いチェック

読み返すときには、「誤字脱字」「言い間違い」がないかもチェックしてください。
間違いが多い文章は、読みにくいだけでなく、信頼できない文章になってしまいます。
何度も読み返して、間違いがない文章にしましょう。

文章の読み返しは、一度だけでなく、何度も行うようにしてください。
そして、書き終えた直後のチェックだけでなく、時間を空けてチェックするようにしましょう。

書き終えた直後は、間違いに気がつきにくいものです。
文章を書き終えたら、一日寝かせてください。

翌日、声に出して読んでみると、書き終えた直後には見つけられなかった間違いを見つけることができます。
時間を置くことで、冷静に自分の文章と向き合うことができるのです。

文章を読み返すときに必要なものは、客観性です。
声を出して文章を読むことは、恥ずかしいことかもしれません。

しかし、声を出して文章を読むことで、客観的に自分の文章を確認することができます。
客観的に自分の文章を読み返し、間違いを修正していきましょう。

どうしても声に出して文章を読むことができない場合は、文章を印刷して読み返してみてください。
紙に印刷することで、パソコンの画面上ではわからなかった間違いに気がつくことができます。