絵が描ければ文章も書ける!? 柔軟に記事を書くコツ「絵を描くように文章を書く」

クライアントの数だけWEBサイトの数があり、さらにそのサイトが提供しているコンテンツにもいろいろな種類の記事があります。WEBライターをしていると、この幅広くて種類の違う内容の、さらにニュアンスの異なる記事をたくさん書いていかなければなりません。

そしてWEBライターになってから初めて行き詰るのが、普通に考えて「私」というひとりの人間では無理!ということです。

自分ひとりの考えること、意見にはある程度の範囲があり、しかもコンテンツの幅広さに比べてそれは圧倒的に狭く、いろいろな種類の記事を私という人間が書くにはやはりどうしても無理が出てきてしまうのです。

このWEBライターなら誰でも感じるであろうジレンマを筆者が乗り越えられたのは、もともとは文章よりも絵を描く方が好きだったからかな?という気がします。(文章で将来お金を稼ぐようになるなんて、本当に思いもしませんでした……)

そこで筆者がやっている「絵を描くように文章を書いて、記事を仕上げる」という方法について少しご紹介したいと思います。

デッサンとWEBライティングは似ている?(気がする?)

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絵を描くのが好きだった、といってもイラストや油絵や水彩画等の本格的なものではなく、筆者の場合はもっぱらデッサンやラフスケッチやラフ図面のみ。それも絵を描くというよりは、目の前にあるもの・脳の中身にあるものを平面に、まるでそこにあるかのように絵で起こしていく作業が妙におもしろくて、それが好きで暇があれば描いていたりしていました。

特にデッサンは、本当におもしろいです。何がおもしろいかというと、「物がそこにあるかのように絵が描ける」のはもちろんなのですが、「デッサンで絵を描く、という作業が、意外といろんな作業に応用できる」からです。

例えばデッサンを描く時に(もちろん人それぞれでしょうが)、筆者はこれらから描くものをじっくり眺め、触れて質感を探り、その物の強調すべき部分、逆にぼんやりとさせておいたほうがいい部分等を探るところから始めます。

この作業を記事執筆になぞらえるとしたら、恐らく「情報収集」の部分です。テーマにそった記事を書くために、いろいろな情報を仕入れてきて、どういう情報を紹介すればテーマが伝わりやすいかを探るところから始めるからです。

それからデッサンでは、筆者はぼんやりと物の配置を描くところから描き始めます。

この作業を記事執筆になぞらえると恐らく「構成づくり」の部分でしょうか。

それからデッサンで物の配置を決めたら、おおざっぱに「影と光」を描いていき大体のコントラストを描いていきます。

この作業を記事執筆になぞらえると、「収集した情報を構成にそって並べてみて、記事全体像を見る」(記事として成立しているかどうか・読みやすいか・わかりやすいかを見る)に近い気がします。

そしてデッサンでは、最後に強調したい細部を描いていきます。

記事づくりでもやっぱり、強調したい部分のみを割と細かく書いていきます。

文章の場合は、デッサンのように流れで作っていくのではなく、上記作業が同時進行で進められ、ほとんど無意識で行っていることも多いのですが、ふと我に返った時に「絵の描き方と似ているかも」と思ったりするのです。

このデッサンで覚えた流れは、記事づくりだけではなくて、その他の仕事にも割と応用することができます。

スケジュールに沿って仕事をするのにも、いろんなプランを組んで提案したりする時にも、トークの流れを作ったりする時にも、その根底には同じような流れの作業が行われているような気がしています(きっとほとんどの人は、無意識に行っているのではないでしょうか)。

絵を描くように書くといいこと、「いろんな種類の記事が書ける」

絵を描くように記事を書いていると、ちょっとお得かも?と思うことがあります。それは種類豊富な記事依頼に応えやすくなるということです。

例えば、最初に述べたように「私個人の書き方」では書ける記事に限度があり、しかも個人的にはマニアックな事にばかり興味を示す傾向があるため、「私個人」が書いたものはどうにもこうにも商品にならないからです。

ただし、絵を描くようにして文章を書くと、クライアントさまが求めているものに近づけるような、そんな記事を書きやすいかもという気がします。

「この記事は少しPOPにしてみよう」とか「この記事は、教科書みたいに固く締めていこう」とか「この記事は闘魂注入な元気が出る記事がいいな」とか。

記事を一枚の絵のようにして捉えると、いろんな記事の依頼に応えやすいのです。

もちろんこれができるのは、記事がWEB限定で使用され、「匿名で文章を書いてもいい」という前提ありきなのですが、WEBライターというジャンルでは、この「絵を描くように文章を書く」という姿勢が、かなり役に立っていて、自分でもお得かもな?なんて思うことが多いです。

絵を描くように書くといいこと、「好き嫌い批判が気にならない」

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WEBライターのほとんどの人がそうだと思うのですが、自分の書いた記事が人からどう思われているのか……ということは、やはり文章を書いていると気になってくるものだと思います。

自分の記事を読んだ人から「この人の考え方は気に入らない」と言われたら、やっぱり自分が否定されてしまったようで落ち込んでしまうし。

「くどい」「薄い」「しつこい」「味がない」なんて、飲食店の口コミに書かれているような好き嫌い批判をされてしまうと、やっぱり自分が否定されてしまったようで落ち込んでしまうWEBライターも多いのではないかと思うのです。

この点で、絵を描くように文章を書いている筆者のようなライターは、心のダメージが少なくてお得かもな?なんて思うことがあります。

なぜなら、絵に好き嫌いがあって当然なように、文章も好き嫌いがあって当然だと思えるからです。

そうだよな~私だって見るだけで拒否反応が起こってしまう絵ってあるもんな~なんて客観的に思えてしまうのです。

ガッツリ濃厚系が好きな人もいれば、サッパリ薄めの後味スッキリ系が好きな人もいます。コシがしっかりした堅い感じが好きな人もいれば、口の中でとろけるふんわりした感じが好きな人もいます(話がなぜか食べ物の方にそれてきてしまいました)。

つまり、好き嫌いは誰にでもあるし、好き嫌いで批判されたって気にすることじゃないんじゃないの?と、思えるようになったのです。

そして本当に大事なのはクライアントさまと、クライアントさまのサイト記事を楽しみにしている読者さまに、おいしいものを提供してあげること、読んで何かを発見してもらうことじゃないか、なんてそんなことを心から思えるようになりました。

それに好き嫌い批判に一喜一憂するよりも、喜んでもらいたい人に喜んでもらえるものを作り、そのことに喜んだ方が精神衛生上にもとてもいいです。

そして、やっぱり書いていて楽しいです。自分に自信も持てるようになります。

WEBライティングで好き嫌い批判にへこみがちなライターさんには、ぜひこの方法、知ってほしい!なんて思ったりもします。

絵の当たり外れと、記事の当たり外れは似ている?

また記事を書いていておもしろいな~と思うのが、記事の当たり外れと絵の当たり外れの感じは、とても似ている?かもしれないなと思うことです。

WEBデザイナーさんの「あるあるネタ」なんかを暇な時に読んでいるのですが、その中で「まさに!」と思ったのが「力を入れて作ったA案B案が相手にされなくて、補欠で作ったC案が採用される不思議」というものです。

記事もまたこういう不思議なことが、よくおこります。

自分では「一応テーマにそって作ってはみたんだけど、文字数が足りなくて全部は説明できなかった!」なんて記事が、たまにとびぬけてヒットを飛ばすようなことがあるのです。

文字も絵もそれを見るのが人である以上は、おんなじ現象が起こるんだな……と、たまにしみじみ思ったりします。(ちなみにこのC案がウケる謎はいまだ解明できていません)

そんな訳で、筆者は自分ではなんでそんなことを思いついたのか、いつからそんなことになったのかはよくわからないのですが、絵を描くように文章を書いています。

クライアントさまのカラー、またはクライアントさまのサイトカラーに自然になじみ、その上で読んでもらっている人が楽しんでくれるような、そんな記事をこれからも書いていきたい!と思っています。

この記事を書いた人

青井 紬
青井 紬
空間デザイナーを目指していたものが、流れ流れてなぜかWEBライターというお仕事につくことに。人ありきのお仕事のため、「ご縁」を大切に、幅広いご依頼にも柔軟に対応しています。!こちらもご覧ください。

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