フリーランスに必ずつきまとうのが、収入の「不安定感」ですよね。
出来高制なので仕事の量が増えれば収入は増えますが、時には仕事があまり来なくて収入が減ってしまうことも。
でも「仕事が多ければ多いほどいい」という単純な話でもありません。
フリーランスで仕事をしていれば誰もが抱えるこの「不安定感」について、今回は考えてみました。
目次
仕事の依頼が多いと、日々の〆切に追われてまともな休みが取れないことも多いですよね。
会社に勤めていれば「週休二日制」などがありますが、フリーランスにはそんなものはありません。
仕事が多ければ多いほど休める時間も減っていって、時には10日以上ぶっつづけで働くこともしばしば。
依頼が多いのはありがたいことですが、あまりにも忙しすぎて休みが取れないと、精神的にも体力的にもしんどくなってしまいます。
忙しいときは「仕事がたくさんあってありがたい」という気持ちよりは「忙しすぎて発狂しそう!」という気持ちに支配されがちです。
本当は喜ぶべき状況なのに、自分のキャパをオーバーするくらいの仕事に追われていると、精神的にも不安定になってしまいます。
じゃあ暇ならいいのかというわけではなく、仕事の依頼がぱったり来なくなるとまた不安に襲われます。
「何か致命的なミスをしてクビを切られたのではないか」
「このまま仕事がなくなって失業してしまうのではないか」
など、その不安感はどんどん増大していきます。
フリーランスという立場は、いつ契約を切られてもおかしくない立場です。雇用保険や労災保険もありません。
「仕事がなくなる=収入が減る」ということなので、仕事がたくさんあって休めないくらい忙しかった時期を懐かしいを思ってしまうほどです。
収入が減ると生活にも大ダメージを受けるので、精神面での不安はもちろんですが「生活面での不安」も新たに生まれ、余計に不安定さを感じてしまいます。
「仕事の依頼が多い場合」と「仕事の依頼が全くなくなる場合」の、二つの状況で感じる「不安定感」。
忙しすぎてもしんどいし、暇すぎても不安が募りますよね。
でもちょっと考えてみてください。
フリーランスという立場は、自分で仕事の量をコントロールすることが可能ですよね。
たとえば会社員で仕事が終わらなくて毎日残業、というケースは、フリーランスにはあてはまりません。
会社員の場合は仕事を「与えられる」ことが多いですが、フリーランスは仕事を「選ぶことができる」のが大きなメリットです。
あまりにも忙しくてキャパオーバーだったら、仕事の依頼を「断る」ことも可能です。
「断ったら仕事をもうもらえなくなるんじゃないか」という不安もありますが、時には断る勇気も必要です。
仕事をパンパンに詰め込んだ挙句に体を壊してしまっては、仕事どころではありません。
自分のペースで仕事を選んで引き受けることで「忙しすぎず暇すぎず」という状態を意識すれば、不安定感もだいぶ減るのではないでしょうか。
フリーランスとして仕事をしていて、一番不安定になるのが「収入」の問題です。
その収入を少しでも安定させたいと思うなら、一つの契約先にこだわらず、複数の契約先を持つことをおすすめします。
一つの契約先で仕事を大量にもらえるうちはいいですが、依頼の量に波があると「安定した収入」にはなりませんよね。
今までのライター経験を活かして、複数の契約先を持つことは、ある意味「保険」のようなものです。
「雇用契約」に縛られていないフリーランスだからこそ、契約先を複数持つことで、万が一のことがあっても収入が途絶える可能性は低くなります。
収入が安定すれば精神的にも安定するので、毎月の「不安定感」を感じることも少なくなるはずです。
フリーライターに必ずつきまとう「不安定感」は、仕事が多すぎても少なすぎても感じるものです。
仕事の量が多い時期と少ない時期の「波」があるので、どうしても不安を感じてしまいます。
その「波」の大きさを少しでも減らして、毎月の仕事量をコントロールすれば「不安定感」を感じることも減っていきます。
ライターの仕事で不安を感じている人へ、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです!