青海波 Aomi Nami

プラバンとは？基本的な作り方

まず「プラバン」自体を知らない人のため、簡単にプラバンについてご紹介します。プラバンとは、文字通りプラスチックの板のことで、大きさは様々、厚さは丁度暗記シート程度のぺらぺらとした感触のものです。手芸店やホームセンター、百均などで簡単に手に入れることができ、加工も簡単なので、昔から子ども用の工作材料として使われていました。
 

基本的な作り方はこんな感じです。

＜用意するもの＞

・はさみやカッター

・油性マジック

・アルミホイル

・トースター

・はし

＜作り方＞

1.油性マジックで絵や文字を描きます。

2.はさみやカッターで描いた絵を切り取ります。

3.アルミホイルをくしゃくしゃにしたあと広げた上に切ったプラバンを乗せ、トースターに入れます。

4.トースターを加熱します。約130度を超えると、プラバンは縮み始め、1/4程の大きさになると縮むのを止めます。

5.縮むのが止まったら、はしでトースターから出し、熱いうちに平らなものを乗せて「そり」を直して完成です。

キーホルダーなどにする場合は、トースターに入れる前にパンチであらかじめ穴を開けておきましょう。

おしゃれ・可愛い！大人なプラバン作品の作り方

みなさんが持つプラバンのイメージと言えば、好きなアニメのキャラクターやオリジナルのイラストをペンで書き、縮めてキーホルダーにした、もろ「手作り」感満載のある意味ダサいものではないでしょうか？だからこそ、大人になった今では興味も関心もゼロな方が多いのでしょうが、この３つの技法を使えば、今までのプラバン作品のイメージが180度変わること間違いなしです。

立体的にして写実的に！

プラバンを熱して縮んだ後、熱いうちにマット（粘土のように押し付けるとへこむもの）の上でモデラー（プラバンを立体的にする際に使う棒）を使って押さえることで、立体的な作品が作れます。花や葉のような繊細な曲線も可能で、それを複数重ねることで、プラバン特有の光沢を持ちながら、実物に近い美しい作品を作ることができます。冷めると固まるプラバンですが、何度でも焼き直しが可能なので、多少の失敗も平気です。

着色に工夫して繊細に！

プラバンの着色の代表格は油性ペンですが、プラバンの表面にヤスリをかけることによって、色鉛筆やアクリル絵の具での着色が可能になります。絵具や色鉛筆の繊細で豊富な色使いによって、大人の厳しい目にも十分堪えられるアクセサリーやインテリア雑貨が作れます。

UVレジンを併用して華やかに！

UVレジンとは、液状のプラスチック（レジン液）を紫外線で固める技法で、主にネイルアートで使用されていますが、アクセサリーやオブジェなどにも使われています。プラバンの上にビジューやパーツを乗せ、レジン液で封入することで、キラキラ感満載の既製品にも負けないオリジナルアクセサリーが作れます。

興味がわいてきた方は、これらの技法を使った美しいプラバン作品の画像をご覧になってみて下さい。

「立体プラバン」で検索すれば、簡単に見つけることができますよ。