
オウンドメディアを運営する担当者様にとって、「ネタ切れ」は悩みの種ではないでしょうか。
ネタ切れは、才能や知識が枯渇したから起こるのではなく、「見つけるための引き出し」が少ないだけ。
私たち記事制作のプロが日常的に使っている、コンテンツのアイデアを無限に生み出すための具体的な発想法を、厳選してご紹介します。
この記事を読めば、もう「何を書くか」で頭を悩ませることはなくなります。ぜひ、「ネタの引き出し」を増やすヒントを見つけてください。
アイデアの引き出し1:データ・ツールから見つける

まずは、検索データや分析ツールといった客観的な情報から、読者が求めているネタを見つけ出す方法です。
1. キーワードの「関連語」を深掘りする
メインターゲットとするキーワード(例:「コンテンツマーケティング」)の関連語やサジェストキーワードは、ネタの宝庫です。「ラッコキーワード」などの無料ツールを使えば、、読者が具体的に知りたいトピックを簡単に見つけられます。
2. Googleサーチコンソールで「お宝キーワード」を発掘する
サーチコンソールで、「表示回数は多いのに、クリック率が低い」キーワードを探してみましょう。これは、読者の興味はあるのに、そのニーズに合った記事がまだない「お宝キーワード」である可能性が高いです。そのキーワードをテーマにした記事を新たに作成することで、効率的にアクセスを増やせます。
3. Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを覗く
Q&Aサイトには、ターゲット読者の「生々しい悩み」が溢れています。自社のテーマに関連する質問を探し、「ベストアンサー」以上に詳しく、分かりやすい回答を記事にすることで、読者の悩みにピンポイントで応えるコンテンツが作れます。
4. 競合サイトの人気記事を分析する
競合他社のサイトで、SNSでのシェア数が多い記事や、長期間にわたって上位表示されている記事をチェックしましょう。どのようなテーマや切り口が読者に支持されているのかを分析し、自社であれば「もっとこう書ける」「この視点が加えられる」という切り口で、より質の高い記事を作成します。
アイデアの引き出し2:お客様・社内から見つける

身近な場所にも、ネタのヒントはたくさん隠されています。
5. 営業担当者に「よくある質問」を聞く
営業担当者は、お客様が契約前に抱く疑問や不安を最もよく知っています。「お客様から、いつもどんな質問をされますか?」とヒアリングしてみましょう。その回答をまとめるだけで、非常に価値の高いQ&Aコンテンツになります。
6. カスタマーサポートに寄せられる問い合わせを参考にする
既にご契約いただいているお客様から、どのような問い合わせが多いかを確認しましょう。それは、製品やサービスの「つまずきやすいポイント」です。その解決策を丁寧に解説する記事は、既存顧客の満足度向上にも繋がります。
7. お客様の導入事例(ケーススタディ)を作る
お客様に許可を得て、導入の経緯や成功体験をインタビューしましょう。具体的なストーリーは、同じような課題を抱える未来のお客様にとって、何より信頼できる情報源となります。
8. 社内の専門家にインタビューする
あなたの社内にいる開発担当者、トップセールス、人事担当者などは、それぞれが専門知識を持つプロフェッショナルです。彼らに専門分野の話を聞き、その内容を記事にするだけで、他社には真似できない独自のコンテンツが生まれます。
アイデアの引き出し3:世の中のトレンドから見つける

世の中の動きや時事的な話題に、自社のテーマを掛け合わせる方法です。
9. 業界の最新ニュースやプレスリリースを解説する
自社が属する業界の最新ニュースや法改正、新しい技術などについて、専門家の視点から分かりやすく解説する記事です。情報の鮮度が高いため、注目を集めやすくなります。
10. X(旧Twitter)などのSNSで話題のトピックに乗る
SNSでトレンドになっている話題と、自社のテーマを掛け合わせてみましょう。例えば、新しいビジネス用語が流行っていたら、「〇〇(流行の用語)をコンテンツマーケティングに活かす方法」といった切り口が考えられます。
11. 季節やイベントに関連付ける
「年末調整」「新生活」「夏休み」など、季節ごとのイベントに関連するテーマは、毎年安定した需要があります。例えば、BtoBであれば「年度末までに予算を使い切りたい担当者向けマーケティング施策」といった企画が考えられます。
アイデアの引き出し4:既存の資産を再利用する

全く新しいものをゼロから生み出すだけが、コンテンツ制作ではありません。
12. 過去の人気記事を「深掘り」または「要約」する
過去に公開して反響の大きかった記事の一部を、さらに詳しく解説する「深掘り記事」を作成します。逆に、長文の記事を、初心者向けに図解などを加えて分かりやすくまとめる「要約記事」も有効です。
13. 複数の関連記事をまとめて「総集編」を作る
特定のテーマについて書いた記事がいくつか溜まってきたら、それらを一つにまとめて「〇〇の完全ガイド」のような「まとめ記事」を作成します。これはサイトのSEO評価を高める上でも非常に効果的です。
14. セミナーやウェビナーの内容を記事化する
過去に開催したセミナーやウェビナーの講演録や質疑応答を記事にします。参加できなかった人にとって価値があるのはもちろん、イベントの価値を再認識してもらうきっかけにもなります。
15. ホワイトペーパーや営業資料をブログ用にリライトする
社内に眠っているお役立ち資料や営業資料はありませんか?それらをブログ記事用に再編集することで、コンテンツ作成の手間を大幅に削減できます。
たくさんのアイデアが出てきても、それを整理・管理できなければ宝の持ち腐れです。今回ご紹介した方法で見つけたアイデアをストックし、計画的に記事化にお役立てください。
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