アフィリエイト記事の目的は、商品を売ること。サイト上では、商品の魅力や使う事でのメリットを伝えることになります。とはいえ、ネット上でも様々な販売戦略が展開されていますから、「ただ単にオススメされたから、購入する」という単純な構図ではなくなっています。そんなケースでは、あえて商品とは関連性が低そうなアフィリエイト記事を作成することもあります。
ここでは「シャンプーを売りたい方」のサイト作成について、例を挙げます。
目次
ネット上では、実に多くのものを購入できます。手軽で便利な反面、「実際に手に取って判断することができない」というデメリットが存在します。そうしたデメリットを解消して、消費者の不安を減らし、期待感を強めるのがアフィリエイト記事の目的だと言えるでしょう。しかし近年、そうした「アフィリエイト記事」の存在も、世の中に広く知られています。消費者は、自分が購入するべき商品に関する情報を、自身の手で探し、そして結論を出したいと願っています。それを手助けして、さりげなく商品購入への道標となるような記事が求められています。
今回の例では、売りたいのは「シャンプー」です。しかしここでは、あえて「シャンプー」のみにこだわらず、髪全体のお手入れや豆知識に関する記事を多数掲載することで、サイトの信頼度をアップさせます。
「美しい髪を保つための栄養素」や「若白髪を予防する方法」「正しいドライヤーのかけ方」などの多数の情報が掲載され、その一つ一つのクオリティが高ければ、「もっと読みたい」と思う消費者も増えるはず。そうした記事の中で、さりげなく該当の「シャンプー」がおすすめされていれば、「シャンプーだけを宣伝する方法」よりも、ナチュラルに消費者意識に訴えかけることができるでしょう。
こうした記事を書くときに、私がライターとして気を付けていることは、サイトの信用性を損なわないことです。掲載する情報は、ネット上で検索しますが、必ずいくつかのサイトで情報が確認できたものだけを使用します。一つの情報だけを鵜呑みにすると、危険な場合も。信頼できる参考サイトを利用するのも、一つの方法です。
また、もう一つ忘れてはいけないのが、「売りたいシャンプー」に関する情報をきちんと頭に入れておくこと。「髪のお手入れに関する情報コラム」と、「シャンプーアフィリエイト関連記事」では、その目的に大きな違いがあります。売りたいシャンプーの特徴を踏まえて、さりげなく消費者の目線をそちらの方へと誘導していく必要があるでしょう。目的を忘れず、かといってあからさまになり過ぎず……。こうした「距離感」を大切にしています。
一つのシャンプーを売るために、手の込んだ情報サイトを作るのを、正直面倒に思う方もいるかもしれません。しかし、ネット上で商品を販売するうえで、消費者が持つイメージは非常に重要なもの。良いイメージを作ることに成功すれば、次の商品にも自然とつながっていくかと思います。