定期的に依頼がくる記事として、膨大な量のアンケートデータからコメントをピックアップして文章を書く「アンケートコラム」があります。
アンケートデータがあるので簡単そうに思えますが、アンケートデータの量が多ければ多いほど大変な作業になります。
そこで今回は「アンケートコラムを効率的に書くコツ」について、ご紹介します。
目次
アンケートコラムを書くときは、下準備の日と記事を書く日で二日にわたって作業をしています。
以前は記事を書くタイミングでデータのピックアップをしていたのですが、それだと時間がかかってしまい、効率が悪いことに気づきました。
下準備の手順です。
まずは1でアンケートデータをピックアップします。
アンケートデータはExcel形式で送られてくるので「オートフィルタ」機能を使います。
たとえばある質問に対して「はい」「いいえ」のコメントを拾う場合、オートフィルタで「はい」の回答だけを抽出します。
更に「はい」の回答の中から、記事に使えそうなコメントをドロップダウンから選択し、ある程度絞ります。
そして2では、その絞ったアンケートデータを元に、小見出し3つ~4つ分に分けられるように構成を考えます。
一つの小見出しにつき最低3つのデータをピックアップしますが、小見出しで分ける内容に沿って、同じようなデータがかぶらないように注意します。
3では実際に記事を書くソフト(私はメモ帳を使っています)に、データだけをどんどん貼りつけていきます。
この下準備にかかる時間は、10記事分で3時間程度です。アンケートデータの量が多ければ多いほど、もっと時間はかかります。
アンケートコラムはアンケートデータの内容によって記事の内容や文章量が大きく左右されるので、データのピックアップにはある程度の時間をかけるようにしています。
1日目でデータの下準備が終わったら、2日目はひたすら書くだけです。
準備しておいたメモ帳を開き、一気に文章だけを書いていきます。
まとめて10本くらい書くことが多いですが、時間はだいたい3時間~3時間半程度で終わります。
10本の記事を仕上げるのに、二日間で約6時間くらいかかる計算です。
これが速いのか遅いのかは、他の人と比べたことがないのでわかりませんが、私にとってはやりやすい方法です。
データを貼りつける「下準備の日」と、「文章だけを書く日」に分けておくと、大量の記事を短時間でこなせます。
以前ははデータのピックアップと記事の執筆をその都度やっていましたが、それだとせいぜい1日8本が限度で、終わった後もどっと疲れていました。
この方法を使うようになってから、前よりもたくさんの記事をこなせるようになり、疲れ方もだいぶ楽になりました。
ライターの仕事というと、どちらかというと「クリエイティブ」なイメージで「効率」とは無関係に思われるかもしれません。
でも特に、アンケートコラムのような大量のデータを見る必要がある場合は「いかに効率よく記事を完成させるか」がとても大事です。
アンケートコラムに限らず、下準備が必要な記事を作成するには、準備段階でいかに速く正確に準備できるかによって、記事作成にかかる時間も変わります。
ライターの仕事はクリエイティブな仕事ではありますが、時には「効率」を考えることも重要なのではないでしょうか。
膨大な量のアンケートデータを元に記事を書く「アンケートコラム」を効率的に書くコツとして「下準備の日」と「文章を書く日」の二日に分けるという方法をご紹介しました。
アンケートデータをピックアップするだけの日と、文章を書くだけの日に分けると、その作業だけに集中できるのでとてもやりやすいし、短時間で仕上げることができます。
アンケートコラムを書く際に、この記事が参考になれば嬉しいです!