あらゆるファイルをウェブ上で保存・共有できると、端末内もスッキリします。
また、もし端末に何かあってもデータが失われることを防げるでしょう。
クラウドは、いつでもどこでもどの端末でもファイルを管理できるのが大きな利点です。
この章では、ストレージサービスの代表的なものをご紹介します。
DropBox (https://www.dropbox.com/)
価格:無料~ 容量:2GB~
DropBoxとは、ウェブ上にあらゆるファイルを保存でき、他のPCやスマホ・タブレットと共有することができるストレージサービスです。
クラウドサービスの中でもいち早く開始されたサービスであり、定番のクラウドサービスとして多くのユーザーに支持を受けています。
PC用のクライアントソフトがあるので、ブラウザを開かなくてもエクスプローラー上で手軽にファイルの管理ができます。
容量は2GBと、他のサービスに比べて若干少ないのが難点です。
ですが、一定の条件をクリアしたり時たま開催されるイベントなどで、無料で容量を大きくすることができます。
そういったものを活用すれば、他のサービスに劣ることはないでしょう。
契約プラン (https://www.dropbox.com/pricing)
ベーシック:2GB プロプラン:100GB~ $9.99/月 ビジネス :ユーザー数 $75/月 $795/年
無料アカウントを作成しよう
DropBoxを利用する前に、ユーザー登録をしましょう。
登録方法は簡単です。
トップ画面を開いて必要事項を入力します。
利用規約に同意をして【登録する】をクリックするだけです。 すでにアカウントをお持ちのかたは、そのままログインをしましょう。
クライアントソフトを導入して簡単同期
クライアントソフトをPCにインストールすると、専用のフォルダがPC内に作られます。
このフォルダの中にファイルを追加してあげると、自動的に読み取りそれをクラウド上に同期してくれるのです。
この専用のフォルダ内で、追加・削除・変更をすると、それがクラウド上のファイルにも反映されるので 自宅と会社の両方でファイルを扱いたい時などに非常に便利です。
DropBoxダウンロード: https://www.dropbox.com/install
無料で保存容量を増やすことができる
無料でも利用可能なDropBoxですが、必要な条件を満たすことで容量を増やすことができます。
DropBoxにアクセスして、上部にある【無料で容量アップ】をクリックすれば確認することができるでしょう。
突発的に開催されるイベントに参加することでも容量アップのチャンスが生まれます。
SkyDrive (http://windows.microsoft.com/ja-jp/skydrive/download)
価格:無料~ 容量:7GB~
SkyDriveとは、マイクロソフト社が提供しているオンラインクラウドストレージサービスです。
ドラッグ&ドロップで簡単にファイルを扱うことができます。
また、PC用のクライアントソフトを導入すれば、ブラウザを開かなくてもエクスプローラーでファイルを管理できるので便利です。
ファイルは自動同期されますので、アカウントが同じであればどの端末でも利用することができます。
Officeドキュメントを編集することができるのも、SkyDriveが支持される大きな理由の1つです。
デスクトップ版Officeソフトと比較したら機能は少ないのですが、ソフトが入っていないPCで取り扱うことができるのは大きなメリットとなるでしょう。
契約プラン
容量をアップグレードすると、それぞれの容量は無料分の7GBが上乗せされる計算となります。
7GB 無料 50GB (合計57GB) \2,000 100GB (合計107GB) \4,000 200GB (合計207GB) \8,000
「Office 365」は、ビジネスをサポートする
月額制の有料となるクラウドサービスですが、マイクロソフト社が提供している「Office 365」は ビジネスシーンで大きな役割を果たしてくれます。
Officeアプリを中心として、メール・ファイル共有・ウェブ会議などをオールインワンで提供しています。
Officeアプリはクラウド化されているため、常に最新版の状態で使うことができます。
自動的にバックアップしてくれ、どこからでも複数のユーザーでの共同作業も可能です。
社内の一体化、コミュニケーションの強化など、多くの企業で導入されています。
Office 365: http://www.microsoft.com/ja-jp/office/365/default.aspx
Google Drive (https://www.google.com/intl/ja/drive/about.html)
価格:無料~ 容量:15GB~
Google Driveとは、15GBもの大容量が利用できるストレージサービスです。
Officeドキュメントをブラウザ上で扱うことができ、専用ソフトがなくてもブラウザ上で編集することが可能です。
Googleアカウントで利用することができ、PC用のクライアントソフトを導入すればエクスプローラー上でファイル管理をすることができます。
ブラウザ上・スマホ・タブレットにも自動で反映できるので、大変便利です。 (逆に、ブラウザ上・スマホ・タブレットではファイル管理しにくい面があるので、ソフト導入を推奨します。)
また、一部ファイルだけを同期することができるので、時間の短縮が図れます。
契約プラン
Google Drive・Gmail・Google+ フォトで、合計15 GBの無料契約をすることができます。
有料の月契約で容量を大きくすることも可能です。
15GB 無料 100GB $4.99/月 200GB $9.99/月 400GB $19.99/月 1TB $49.99/月 2TB $99.99/月 4TB $199.99/月 8TB $399.99/月 16TB $799.99/月
Microsoft OfficeドキュメントとGoogleドキュメントについて
Googleドライブ内には《Googleドキュメント》という機能が装備されています。
ブラウザ上からドキュメントファイルの作成・編集・閲覧ができるのですが、これらはマイクロソフト社の Officeドキュメントと相互変換することができます。
Googleドライブ内にアプリを追加
Googleドライブ内にアプリを追加して拡張を図ることもできます。
drivee (http://www.drivee.jp/private/)
価格:無料 容量:3GB
driveeとは、ネット上にアップロードしたファイルをPCやスマホ・タブレットで共有することができるストレージサービスです。
フォルダ共有機能やメール便機能などがあり、driveeを利用していない人とも自由にファイルをやり取りすることができます。
WebDAV接続なので、ドラッグ&ドロップで簡単に操作できます。
WebDAVでなくても環境に合わせて、好みのWebDAVクライアントでの接続が可能です。
使用しているPCから任意のファイルをアップロードし、複数のユーザーで共有することができます。
また、高いセキュリティ機能でビジネス用途に最適な《drivee for Business (http://www.drivee.jp/index.php)》もあります。
WebDAVとは: インターネットでウェブアクセスに使われる標準プロトコル《HTTP》を利用してファイル共有を可能にするシステムです。
OSに標準で搭載されており、ハードディスク上で操作しているかのようにファイルを扱うことができます。
World Pressの運用に特化した「wpX」
driveeを運営しているエックスサーバー社が月額有料サービスの1つに《wpXクラウド》があります。 wpXクラウドとは、WordPressを高速で快適に利用するために開発されたクラウドサービスです。 サイトの規模やアクセス数によって7段階にプランを変えることができます。
Box (https://www.box.com/)
価格:無料~ 容量:10GB~
海外のサイトで利用者数も多く、日本市場にも進出してきているBox社のクラウドサービスです。
日本での知名度はまだまだ低いのですが、企業向けの機能が充実していることから、企業ユーザーを筆頭として少しずつ浸透されてきています。
無料のプランでも10GBと保存容量は大きく、他のクラウドサービスに引けは取りません。
ビジネス向けに特化しているだけあって、共同作業のプラットフォームとしての機能に優れています。
一度にアップロードできるファイルのサイズに制限はありますが、編集の機能を多段階で制限できる設定や、 データを暗号化してセキュリティを強化している面から見ても、本サービスを利用する価値は十分にあるでしょう。
契約プラン (https://app.box.com/pricing/)
パーソナル(無料):10GB スターター:100GB $5.00/月 ビジネス(推奨プラン):1000GB $15.00 エンタープライズ:5GB $35