「文章だけを上手く書けばいい」はNG! ライターに求められている「文章力」以外の必須能力・3つ

芝生

フリーライターというと「文章力がある人の職業」だと思われがちです。

文章を書く仕事なのである程度の文章力は必要ですが、それだけでは務まりませんし、ライターとして長くやっていくのは難しくなります。

ではライターには「文章力」以外に、どんな能力が求められているのでしょうか? 三つの「力」をご紹介します。

目次

記事の構成を考える「編集力」

記事を一つ完成させる上で、一番大事なのが「記事を構成する力」、いわゆる「編集力」です。

魅力的なキャッチコピーやタイトルなども大事ですが、記事本文の流れがめちゃくちゃだったら、その記事が伝えたいことも上手く伝わりませんよね。

キーボード

具体的には、

  • 記事を3つか4つの段落に分けて、起承転結を考える
  • 複数の記事を一つのテーマの記事にまとめるときは、それぞれの記事の「いいとこ取り」をする
  • 記事を構成する文章の流れを考え、読み手が「流れるように読める」ように工夫する

ということが挙げられます。

記事を書くのに「起承転結」が必要なのは言うまでもありませんが、意外と見落とされがちなのが「段落分け」です。

だらだらと文章だけを書いていると、読む方は飽きてしまいます。

読みやすい記事を書くためにも、文章の見た目は大事です。

また、リライト案件などで「複数の記事を一つの記事にまとめる」ときは、まずはまとめたい記事の共通点を見つけ出します。

そのあとで、それぞれの記事の「いいとこ取り」をすると、読みやすくてわかいやすい記事にまとめることができます。

文章を読むときに、句読点が一切ないと読みにくいように、記事を構成する上で欠かせないのが「文章の流れ」です。

たとえば文末がすべて「~です」「~です」「~です」の連続だと、読みにくいし違和感も感じますよね。

初めて記事を読む人が、すらすらと読めるように工夫する力も、ライターには欠かせない力です。

ファイル

書くことだけがライターの仕事ではない

2016.04.11

記事を彩る「画像を選ぶ力」

最近ではブログ記事や、いわゆる「まとめ記事」をよく見かけます。

これらの記事を書くときに重要なのが「画像を選ぶ力」です。

パソコン

どんなにいい文章を書いても、画像と記事の内容が合っていなかったら、その情報の信憑性や信頼度も下がってしまいます。

ブログの記事やまとめ記事に適した画像を、指定されたサイトやフリーの画像サイトから選ぶのは、結構な手間暇がかかります。

料理ブログなら料理の画像、まとめ記事ならオシャレなイメージ画像など、記事の内容によって選ぶ画像は違いますよね。

でも文章だけが書かれているブログやまとめ記事よりも、画像などが適度に入っている記事の方が読みやすいと思いませんか?

文章力とはあまり関係ないかもしれませんが、一つの記事を完成させるという意味では記事の内容に合った画像を選ぶ力はライターにとって不可欠なものではないでしょうか。

記事を一から作る「企画力」

「どんな記事を書くか」というテーマ出しから行う「企画力」も大事です。

クライアントの指示通りに記事を書くのも大事な仕事ですが、自分でテーマを一から考えて「こんな記事を作りたい!」と形にすることができれば、ライターとしての大きな強みになります。

メモ帳

企画を立てるときは

  • ターゲット層を明確にする
  • 伝えたい内容がはっきりとしている
  • その記事でしか知ることができない情報がある

など、要点をまとめて目次を作っておくと、あとから肉付けするときに楽になります。

依頼をただ待っているだけでは、収入もスキルも頭打ちです。

自分から「こんな記事を作りたい!」と企画し、内容を精査して提案するという力は、ライターを続けていく上で大きな武器になります。

ライターズブロック

文章もアイディアも浮かばない! これが噂の「ライターズ・ブロック」?

2016.03.25

まとめ

「文章力」以外でライターに求められている力として「編集力」「画像を選ぶ力」「企画力」の3つをご紹介しました。

ライターとして仕事ができているという時点で、文章力がある程度備わっているのは当然のこと。

+αの力をつけることで、ライターとしてのスキルも上がります。

「息の長いライター」になるためにも、これらの力はぜひ身に付けておきたいですね。