文章もアイディアも浮かばない! これが噂の「ライターズ・ブロック」?

ライターズブロック

企画を考えたり、文章を書いたりするのがライターの仕事です。

まずは文章が書けないとお話にならないわけですが、ある日突然書けなくなる「ライターズ・ブロック」という現象があるようです。

今回はライターズ・ブロックの原因や、個人の体験談も含めてご紹介したいと思います。

目次

ライターズ・ブロックとは?

簡単に言うと「どう頑張っても文章が浮かばない」「文章が一文字も書けなくなる」「アイディアがまったく浮かばない」という現象です。

ライターの仕事をしていると「文章構成」や「句読点の打ち方」「文末表現」などには気を遣って、適切な言葉が出てくるまで悩むことも多いですよね。

でもライターズ・ブロックの場合は書こうとしても文章が書けなくなるという状態なので、「文章の書き方に悩んで時間がかかる」とは大違いです。

苦悩

パソコンの前に座って、真っ白な画面を見ながら「何か書かなくちゃ」とは思うのですが、まったく言葉が浮かんでこない状態。

これが何日も続くと、仕事にも影響があるので困りますよね。

では、どうしてライターズ・ブロックになってしまうのでしょうか?

本当はお手上げしたい……けど、グッとこらえてスポーツ・ジャンルの記事を書く

2015.06.13

原因はストレス?

「ライターズ・ブロック 原因」で検索すると、たくさんの記事が出てきます。

そこに書かれていることを見る限りでは、どうやら原因は「ストレス」にあるようです。

とは言っても

「文章を書くことが好きでライターの仕事を選んだから、ストレスなんてないよ」
「ストレスなんてどんな仕事でも必ずあるんだから、なんでもストレスのせいにしないでほしい」

という意見もあるのではないでしょうか。

ここからは私の体験談になるのですが、どんな状況に陥るとストレスを感じるのかについて、ご紹介したいと思います。

忙しすぎてストレス!

これはとても簡単なことなのですが、忙しければ当然ストレスは溜まります

たとえば納期が短い案件を多く抱えている場合、納期とタスクでスケジュールがあっという間に埋まります。

それもたった3日間で40本近い納期を抱えることになると、精神的にも焦りが出てきます。

納期とタスクをスケジュールに入れてみると「●日までに●本書かなければならない」ということが一目瞭然です。

キーボード

そして「1日で最低●本書く必要がある」ということも見えてきます。

この「1日で最低●本」が自分のキャパシティを超えているとき、個人的にはストレスを感じやすいようです。

また、「●日までに●本書かなければならない」→「1日で最低●本書く必要がある」→休みが取れない!→精神的にも体力的にも参るという悪循環に陥ってしまいます。

「じゃあ暇だったらいいのか?」というと、私の場合はそれもまた大きなストレスになってしまいます。

暇すぎてストレス!

仕事の量が少なくて、時間に余裕がある日が続くようなときも、大きなストレスを感じるようになります。

Mac

たとえば、今まで忙しくて10日に1日しか休めなかったのに、仕事が少なくて久しぶりに二連休とかが取れるようなスケジュールの場合。

休みがあることは嬉しいのですが、休みが多いということはそれだけ収入が減ることを意味します。

収入が減ると焦りますし「何とかしなくちゃ」とさらに焦った結果、「ライターズ・ブロック」になってしまいました。

特に「納期がはっきりと決まっていないけど受け持っている仕事」は、どんなに頑張っても何も書けなくて、何日も後回しになる、ということが多くありました。

「時間に余裕があるんだから、やろうと思えば何でもできるでしょ」と思われがちですが、急に暇な時間が増えると忙しかった頃の反動が出てしまうようです。

忙しすぎてもストレスだし、暇すぎてもストレス。

そう考えると、ライターズ・ブロックの原因がストレスと言われているのも納得できるような気がします。

対処法は自分で見つけるしかない

ライターズ・ブロックの対処法として「ストレスを上手に発散する」ということがよくネットには書かれています。

でも、そんなに簡単にストレスを発散できるなら、そもそもライターズ・ブロックにはならないのではないでしょうか。

デスク

私個人の話で言えば、ストレスを解消するのがとても苦手な方なので、ライターズ・ブロックにかかりやすいのかもしれません。

ライターズ・ブロックの対処法はいろいろあるようですが、こればっかりは個人で違うと思います。

もちろん参考としていろいろな方法を試してみるのはいいことですが、すべてが自分にしっくりくる対処法とは限りません。

「書けない苦しみ」を味わいながら「書けるようになる」ために、自分ができることを思いつく限りやってみるしかないと思います。

ちなみに、私が経験した「ライターズ・ブロック」は、仕事が忙しくなってきた途端に消えてしまいました。

元々が「暇すぎて焦ってストレス」になっていたので、その環境が改善されたことでライターズ・ブロックも解消されたのかもしれません。

ライター業務の弊害!? 「書けない」記事の内容とは……

2015.05.29

まとめ

文章が書けなくなる「ライターズ・ブロック」について、原因や個人的な体験談を交えてご紹介しました。

ライターの仕事をしている人にとっては、ライターズ・ブロックは命取りです。文章を書くことに慣れているからこそ「文章が書けなくなる」という状態は怖いものでした。

この記事が、ライターズ・ブロックで悩んでいるライターさんのお役に立てれば嬉しいです!