筆者が記事を書く時によく使うのが「違う人物になりきって、記事を執筆する」という方法です。WEBライティングではさまざまな会社から、さまざまな内容の記事依頼が届くため、「私」という1人の人物だけでは処理しきれない状況に陥ってしまうからです。そんな「私」という人物だけでは処理しきれない記事依頼のひとつが、「プレスリリース」です。
プレスリリースの場合、その会社とは縁も所縁もない「私」が書く訳にはいきません。そこで筆者がひっぱりだしてくる手法が「なりきり」です。プレスリリースの場合は、確実に「その会社の有能秘書気分になりきり!」で書いています。
これ、結構気分いいです……。
目次
結論をわかりやすく、事実を正確に
プレスリリースを書く場合、筆者はニュース記事をプレスリリース形式にして仕上げるような形で割と書いていることが多いです。まずは一番に知ってほしい結論を先に書き(プレスリリースしたい内容が新商品発売なのかイベント開催なのか等)、その上でどんな商品やイベントなのか、開発した商品の特徴・イベントの内容はどんなものなのかを追って書いていきます。
タイトル・サブタイトルはじっくり考慮
プレスリリースの「肝」の部分は何と言ってもタイトル・サブタイトル付です。ここで読んでもらえるか・もらえないかが決まってきてしまうため、伝えたい内容(新商品発売。イベント開催等)にプラスして、プレスリリースの中から「読む人のアンテナに引っかかりそうな部分」「好奇心を持ってもらえそうな部分」を拾い出して強調し、付け加えたりしています。
できればA4・1枚以内に抑えたい!
プレスリリースする内容が多岐にわたる場合(新商品が複数個ある、イベントが各地で開催される)等の場合は泣く泣くあきらめるしかないのですが、できればA4・1枚以内に抑えたい!という気持ちで、プレスリリースを書いています。それはA4・1枚のプレスリリースの方がシンプルで目を通してもらいやすいからです。ただ、これはご依頼いただくクライアントさまの好みもあるので、指定がない場合のみです。
締めに企業の方向性を伝える
最近のプレスリリースではシンプルなものが好まれるためか、事実を中心に伝えて終わるものが多いようですが、筆者は必ず最後の締めの言葉「今後も○○のため鋭意努力して参ります」「今後も○○をいち早くお届けして参ります」を入れることが多いです(もちろんクライアント様の好み優先です)。
なぜ締めにこだわるかというと、プレスリリースで打ち出す新商品やイベントが「企業のどんな目的意識から作られたのか」を伝えたいからです。またこれを伝えることで、打ち出す商品やイベントの魅力を引き出しやすくなります。さらに目的意識を伝えることで、プレスリリースを出した企業がどんな企業かがわかりやすくなり、今後どんなニュースソースが期待できそうかを、読む人に判断してもらいやすくなります。
プレスリリースは上記のような点に気を付けつつ、その会社の有能秘書になったような気持ちで書かせていただいています。そして、書いている間の「デキる女」気分はかなり最高……かも!?