句読点とは「、(てん)」と「。(まる)」のことですが、文章では「!(ビックリマーク)」や「?(クエスチョンマーク)」などもよく使われます。今回は、これらがどの程度文章の読みやすさに影響するのかに迫ってみましょう。
目次
句読点の量で文章が読みやすくも読みにくくもなる
文章の内容が同じであっても、句読点の打ち方によって読みやすさはおおきく変わってきます。たとえすばらしい内容であっても、読みにくいとなればユーザーは離れてしまうでしょう。文章は他人に読んでもらうことで価値が増しますから、読みやすさを優先して句読点を調整する必要があります。
うまく句読点を使えていない人は、句読点が多すぎる、もしくは少なすぎることがほとんどです。これらは癖になっていることが多く、本人は気づいていないもの。他人の文章と比較して自分の句読点の使い方に疑問を持ったり、他人に指摘されて初めて意識するようになったりする傾向にあります。
息継ぎのタイミングで句読点を入れよう
句読点は息継ぎのタイミングで使うのが良いとされています。このとき「、」は1テンポ、「。」は2テンポの間隔と考えます。「!」なども文末に使うことがほとんどなので2テンポにするといいでしょう。テンポがリズムよく流れるような感じになれば、読みやすい文章といえます。音読してみるとわかりやすいのでテンやマルがでてきたら、頭の中で「1、2」とカウントしながら読むといいでしょう。
句読点を入れ直しても読みにくい場合は?
句読点の使い方を正しても読みにくいと感じる場合は、文章の組み立て方に問題があるか、接続詞等の使い方がうまくいっていない可能性があります。文の前後関係を入れ替えたり、一文がダラダラと長くなっていないかをチェックしたりしてみましょう。どうしてもうまくいかない場合は、文章の書き方そのものを見直す必要があります。文章を書くための基礎知識が書かれた本などを一度参照してみると良いでしょう。
流れるような文章がうまく書けないという人は、日常会話をするように文章を書いていくのがオススメです。文章を書くときにその都度内容に悩んでいると、前後の言葉のつながりがなくなりがち。しかし話すようにすらすらと文章が書ければ、読みやすくわかりやすい内容となります。
声に出さずに文章を読むと、句読点をうまく使わずに読んでしまうので、読みやすい文章が書けているかどうかの判断がしづらくなってしまいます。句読点の使い方に慣れるまでは、必ず声に出して文章を読んでチェックするようにしましょう。